シュタインベルグ先生は毎年夏ドイツに行きます。そこでは日本ではできない様々な仕事をしていますが、主な活動はイルメナウ工科大学(Technische Universität Ilmenau)の外国人向けドイツ語講座で教えることです。
このドイツ語講座は1979年から、毎年夏に行われています。2001年は7月28日から8月18日まででした。基礎的なドイツ語力をすでに身につけていることが参加の条件で、主に文法を含めた会話力を養います。初級(Grundstufe)と中級(Mittelstufe)がありますが、初級でも日本の基準からすれば上級程度のようです。イルメナウ工科大学で工学を勉強する外国人のために、エンジニア・ドイツ語講座も設けられています。
講座の間は、学生寮で生活をします。世界の各地から学生が集まりますが、特に東欧と南米の学生が多いようです。日本人は毎年1,2人と少ないため、授業以外でもほとんどドイツ語を話し楽しく過ごすようです。エアフルトやワイマール（ゲーテハウス）、アイゼナッハ（ワルトブルク城とバッハの生家）へのエクスカーションもプログラムの一環です。
この講座に関する詳しい情報は、日本ではDAADで得られるようですが、イルメナウ工科大学のホームページから資料請求をすることもできます。2002年は、7月27日から8月17日までです。
*イルメナウは、テューリンゲン州の都市です。
参考： Kleine Thüringer-Bibliothek "Ilmenau", Erfurt, 1992