ドイツ人と新聞

ほとんどのドイツ人家庭は、地方紙を購読しています。ドイツ人には、自分の町や近くで起こった出来事に興味があるのです。家庭によっては、地方紙にプラスして全国紙を購読しています。

ドイツ人は新聞を読むのも好きです。ゆっくりと時間をかけて目を通します。日曜日の朝はコーヒーを飲みながら、一時間くらいかけて熟読します。

ドイツの新聞記事には、その事柄に関する背景が詳しく説明されていることが多く、その記事を書いた記者の名前も記されています。

ドイツ人が興味のある新聞欄


地方記事84 %
政治57 %
広告52 %
社説45 %
ルポルタージュ45 %
スポーツ43 %
外交40 %
投書欄39 %
裁判記事33 %
女性欄32 %
文化30 %
経済30 %
学術科学24 %
連載小説11 %


   代表的な日刊紙

Frankfurter Allgemeine
   保守的、堅実、充実した経済面。新書法を使っていません。

Sueddeutsche Zeitung
   リベラル。3面のルポルタージュと、1面の寸評欄"Streiflicht"が強み。

Bild
   大衆紙。一日の発行部数は440万部で、ドイツ一。

   代表的な週刊紙

Die Zeit
   従来、教養人に読まれているが、最近は文を短くした。

Die Woche
   社会民主主義、左派中道。

   代表的な雑誌

Der Spiegel
   厳しい政治批判、社会批判。

Focus
   1993年に創刊された新しい雑誌。経済産業界に好意的。グラフが多く読みやすい。

Stern
   広範な読者層。政治から生活まで様々な記事があり、娯楽性が強い。

参考: Presse- und Informationsamt der Bundesregierung "Deutschland" Nr.2/1999, S. 24 - 30