独外相がEU外相候補に急浮上
記事全体のヒント
1. 欧州連合(EU)に新しく創設されることが決まった「EU外相」候補として、ドイツのフィッシャー外相(55)が急浮上している。ヒント
2. シュレーダー首相がEU外相への「昇進」を認めたのをはじめ、フランス、スウェーデンなどの加盟国や、ポーランドなど加盟予定国からも支持の声が上がっている。ヒント
3. 敗戦国として外交面では遠慮がちだったドイツが、イラク戦争で反戦世論をリードしたのを機に「外交大国」への脱皮に意欲を見せ始めた動きとして注目される。ヒント
4. 首相は今月中旬、地元紙とのインタビューで外相の「昇進」を「喜び半分、悲しみ半分で見ている」と認める考えを示し、「EU外相にはもってこい」と述べた。ヒント
5. イラク戦争への慎重姿勢で、きずなを強めたドビルパン仏外相も「卓越した能力があり、素晴らしいEU外相になる」と支持を表明。ヒント
6. スウェーデンのペーション首相やクワシニエフスキ・ポーランド大統領からも支持の声が上がった。ヒント
7. EU外相の機能や選出方法が確定していない段階で、ドイツが早々とフィッシャー外相の「立候補表明」をしたのは、大国として外交面で欧州をリードする意欲を「内外に示す狙いがある」（フランクフルター・アルゲマイネ紙）とされる。ヒント