フランスの対独要塞・マジノ線
記事全体のヒント
1. マジノ線は、フランス東部国境をドイツの攻撃から守るため、第1次大戦後に築かれた。ヒント
2. 600キロ以上もの長大、強固な要塞線で、当時の最先端の防衛システムだった。ヒント
3. その防衛力を絶対視する神話も生まれたという。しかしドイツ軍はマジノ線を迂回してフランスへなだれ込み、難攻不落は幻想に終わった。ヒント
4. 米国が進めているミサイル防衛（MD）システムの実験で、迎撃ミサイルが発射できず、失敗した。ヒント
5. 2年前も失敗だった。ヒント
6. 超高速で突如飛来するミサイルを打ち落とすという映画もどきの最先端システムへの疑問や批判が高まるかもしれない。ヒント
7. これとは方式が異なるものの、日本は米とMDの共同技術研究を進めている。気になる事態だ。ヒント
8. 「米国は天空のマジノ線を構築しようと試みている」との見方がある（『ミサイル防衛―大いなる幻想』高文研）。ヒント
9. 95年にノーベル平和賞を受けた「パグウォッシュ会議」創始者の一人ジョセフ・ロートブラット氏は、この中で、米国のMD戦略に強い疑問を投げかけている。「問題国家」やテロリスト集団にとっては、弾道ミサイルで米国を攻撃するというのは自殺行為であり、報復の危険がより低くb、より安価な手段をとるはずだと。ヒント
10. マジノ線の要塞群は、大戦後もしばらく使われた。ヒント
11. 要塞が売りに出されているとの記事が載ったのは20世紀が終わる頃だった。ヒント
12. 仏国防省幹部が述べた。「先祖代々の敵だったドイツが友人となり、砦は不要になった」ヒント
13. 21世紀の天空の砦を、不要とするための地上のシステムこそ、共同開発したい。ヒント